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パリは日本のように治安の良い所ではありません。
ちょっと気が緩んでいると日中であってもスリに財布をすられるなんて事は日常起こりうる事です。

お財布をすられてその後の旅行の後半がその対応でバタバタして終わってしまった、、 お財布ごとすられたので現金もカードもなくなっちゃったなんて事がないように、 お金は、計画的に種類を分けて用意し、現金を出来るだけ持ち歩かないようにしましょう。

旅行中に使う予定の費用全体の1/3は現金で用意する

買い物や食事は大抵カードを使えますが、地下鉄の券売機で切符を買う時にクレジットカードが上手く機能しなかったり、 タクシーに乗った時やカフェでのチップ、トイレに入る時のチップ（有料の場所が多くなってきています）、 マルシェで美味しそうな果物やチーズなどをちょっと買い物しようとすると必ず現金が必要になります。

１０万円を現地滞在中に使うお金と決めたら出発前に3万円は現金に換えておいた方が無難です。
そして、ユーロへ換金したお金は必ず3分割にしてスーツケースの中、お財布の中、パスポートケースの中（ホテルのフロントにあるセーフティーボックスへ）、 へ分けて管理するようにします。
加えて、１００ユーロは「お釣りはない」と断られるケースがあるので、出来るだけ小さな紙幣で持ち歩くようにします。

クレジットカードは2枚用意する

お財布に1枚、スーツケースに1枚で計2枚必要です。
お財布をすられてしまいカードがなくなった場合、その後は処理をした上に再発行処理をするしないなどの面倒な処理もありますが、 何よりキャッシュもカードもなくなってしまったら、旅行の楽しさは半減です。
クレジットカードはダントツでVISAが使いやすく、カードを使えるお店でしたらほとんどどこでも利用出来ます。
（過去の経験ではＪＣＢが使える所はホテルとかデパートとかに限られます。）

トラベラーズチェックもしくはキャッシュパスポートを用意する

お財布をすられて現金がなくなってしまった、盗難にあったなどの対策の為に、 現金の一部は現金ではない形で持ち歩くようにします。
そのもっとも有名なのがトラベラーズチェックで、お店で買い物をしたい時にサインをして使います。
ですが残念ながら、パリではデパート以外のほとんどのお店でトラベラーズチェックは使えない為、 現地の銀行で換金してもらう必要があり、手数料がしっかりかかるうえ、窓口が混雑していてかなり時間をとられる事もあります。

そこでトラベラーズチェックとは少し違いますが、 「キャッシュパスポート」という便利なカードがおすすめです。
カードに必要分を予め入金しておき、必要な時にATMから現金を引き出す方式です。
専用のATMも主要観光スポットに複数ありますので、必要な時に必要な分だけおろして使う事が出来ます。

（キャッシュパスポート (Cash Passport)とは、イギリス・トラベレックスの子会社 Travelex Card Servicesおよびトラベレックスジャパンが発行する発行する外貨建てプリペイド型外貨ATMカード）

キャッシュパスポートのメリットとデメリット

＜メリット＞

• パリで銀行口座を開設しなくとも、海外210カ国のMasterCard(R) ATMで現地通貨の引き出しが可能
• パリのMasterCard(R) の加盟店で残高分までデビッドカードとして利用が可能
• 日本国内のATM、インターネットバンキング等で簡単入金が可能
• 旅行先で現金（ユーロ）をたくさん持ちあるく必要がなく、必要な都度引き出して使う事が出来る
• 使いきれなかったカード残高は帰国後清算も可能
• インターネットバンキングで簡単に入金が出来る

＜デメリット＞

• 入金手数料が１％かかる
• ATM引き出し手数料が１．７５ユーロかかる
• 為替手数料が5.5％かかる

その他：キャッシュパスポートの手数料と利用限度額

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最終更新日：2024年11月21日